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アメリカ自動車コラム
<No.152_050718> 題目:エンジニアのキャリアアップって?
このコラムを読んでる方で、自動車の製品開発、設計、技術、修理、メンテナンスなど、エンジニアの方は多いと思います。 私もエンジニアの端くれですが、今回は、エンジニアのキャリア・アップって、何かを考えてみたいと思います。 アメリカの場合、資格でキャリアと給与は明確に分かれています。 まずは、高校や大学を卒業して、エンジニアとして入社します。3,4年働くと、経験がプラスされるので、次のキャリアを、と考えはじめます。 ここで、転職して、待遇をぐーんとアップさせる人もいれば、大卒だとマネジャーや現場だとスーパーバイザー(主任)といった、就業管理をする立ち場に昇進する人もいます。また、管理業務ではなく、技術部分で働きたいという人はシニア・エンジニアという道も開かれています。 ここが、エンジニアにとって分かれ目で、管理のマネージメント・トラックを歩くか、技術のテクニカル・トラックを歩くかは、そのときの運と選択によると思います。 アメリカでは、マネージメント・トラックのほうが、給与など良い傾向にあるように思います。もちろん、マネージャーは、仕事の管理だけではなく、金銭的なマネージメントもしなければならず、大変ではあります。 また、アメリカには、プロフェッショナル・エンジニア免許(日本でいう技術士)があり、ある程度、経験年数が増えてくると、この免許を取って待遇アップをする道もあります。 他にも、博士号など取得して、大学の先生になったり、研究所で研究開発を定年まで続けたりと、技術一本で続けていく人もいますが、そこまで出来る人は少数ではないかと思います。 アメリカでは、エンジニアといっても、途中からマネージメントに切り替えて、ステップアップしていく人が多く、大学でも社会人のために、エンジニアのためのマネージメント講座が開かれていたり、エンジニアでMBAを取得する人もいます。 日本でも、こういう選択肢は増えてきているのでしょうかね? |