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アメリカ自動車コラム

<No.170_061105> 題目:アセラ・トレインの旅

先日、フィラデルフィア市まで行ってきました。

フィラデルフィアは、ニューヨークからちょっと南のペンシルバニア州にあり、昔々、アメリカの首都にもなったことのある、アメリカを代表する都市の一つです。「フィリー」という愛称で呼ばれ、フィルステーキ(パンにスライスビーフとチーズをのせた物)が有名です。

さて、ニューヨークからだと、飛行機、車、アムトラック(電車)のどれで行くか迷うところです。車だと、高速道路を使い、渋滞なしで2時間くらいなのですが、途中のニュージャージーの高速道路が結構混み、一度渋滞で一時間近く遅れたこともあるので、アムトラックの特急「アセラ」へ乗ることにしました。

このアセラ、北はボストンから、南はワシントンDCまでの北東回廊を走るビジネス特急です。最高時速は毎時240km(150mph)といわれてますが、在来線と一緒に走るため、最高時速を出せるところは限定的で、日本の新幹線ほど速く走れるイメージはありません。

しかしながら、4回のりましたが、出発時間は意外と正確で、ニューヨークだと、マンハッタンから乗れるので、なかなか便利です。

1時間に1、2本しか走ってませんが、夕方のフィラデルフィア/ニューヨーク間はいつも満員でした。

座席は新幹線にくらべかなり広く、足を組んでも前の座席に当たることがありません。車両の席のパターンも、座席だけではなく、固定テーブル付きの4人対面席もあり、スナックやドリンクを置いて歓談したり、パソコンをおいたりすることもできます。

座席の上にある荷物入れが大きく、スーツケースが入るくらいのスペースがあります。飛行機のように、荷物入れにカバーがついているので、室内の見た目がすっきりした感じです。

また、飛行機に比べて、搭乗手続きや、手荷物検査、シートベルトがないので、非常に楽な感じです。液体やパソコン、金属類にあまり気を使わなくていいところも、グッドでした。もちろん携帯電話も乗ってる間自由にに使え、電話や人の話し声が気になる人には、サイレントカーの席に移れば、静かに仕事することもできます。カフェテリアでは、スナックやビール、ワインも買うことができます。

しかしながら、このアセラ、料金が意外に高く、飛行機を使うのと同じくらいかかりました。やはり、時間に余裕がなくお金に余裕のある人にお勧めと思います。

 

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