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アメリカ自動車コラム
<No.171_070115> 題目:戦争映画に泣く
今年の年末年始は、体調もすぐれなかったせいか、ずっと、ニューヨークのマンハッタン界隈で過ごしてました。12月31日にマンハッタンにある、メトロポリタンオペラで、日本の森谷真理さんが初出演した「魔笛」を見ましたが、それ以外はずっと戦争映画を見てました。。。 まずは、「硫黄島からの手紙」 これは、日本では大々的に封切られていますが、アメリカでは、まだマンハッタンの2つくらいの映画館でしか公開されてません。 製作があのスピルバーグ、監督がクリントイーストウッドで、アカデミーの呼び声も高いのですが、内容だけに、いまだアメリカでの上映の数が少ないです。アメリカでの観客を見ると、半分以上がご老人でした。こちらの上映は字幕で、アメリカ映画にもかかわらず、ほとんど日本語の映画でもご老人がみに行くといくことは、今でも、太平洋戦争と硫黄島での戦いは心に刻み込まれた決戦だったのかと思い知らされます。 次は「大地の子」 随分前に放映された、山崎豊子原作のNHKテレビドラマで、小説を先に読んだので、10話の話がたまたま近くのビデオ屋にあり、毎晩2話ペースで見ました。 これは、第二次世界大戦の終りから、現代までの中国と日本を大きなスケールで描いたもので、満州国、終戦、共産主義、文化大革命、そして中国残留孤児問題と、複雑にからんだストーリーとなってます。日本が主導のドラマですが、日本もやっと、第二次世界大戦を中国側の視点を含めて描けるようになったと思う一作です。 最後に「ソフィー・ショル」 日本で上映されたかどうかは分かりませんが、これは、ドイツ映画で、ヒットラー総統下のドイツで、自由を求めて活動した21歳の女性を描いたものです。地味な映画ですが、ヒットラー体制を批判する映画をドイツからでることが驚きにを感じました。 今回は車の話題から離れてしまいましたが、アメリカと軍事産業は切っても切れない関係であり、同じメカ産業である自動車産業は、軍事産業、石油政策と強い関連がある感じがします。このへんのからくりは、まだよく分かってませんが、今年はこの辺を少し深く掘り下げてコラムにしようかと思ってます。 |