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アメリカ自動車コラム
<No.176_070303> 題目:衝突したときの値段って?
最近、アメリカのニュースで話題になっているのが、バンパーの値段。 自分も8年前くらいに、車でスキーへ行ってスリップ追突されましたが、そのときは私のほうだけで、後ろのバンパーの修理費とハッチバックのドア、車体フレームの歪み取りで、50万円くらいかかりました。車も新車だったので、売るときに査定で事故車扱いとなり、随分と値が落ちたという経験があります。。。 さて、本題へ戻り、アメリカの保険会社が最近の17モデルについて、低速の衝突(うっかり追突)で壊れたバンパーの値段を調べました。 まずは、前後の4コーナーで衝突した場合、修理費の安いもので、三菱ギャランの4277ドル(約50万円)、高いもので、日産マキシマの9051ドル(約107万円)でした。マキシマの場合、バンパーがモールドなので、デザインはカッコイイですが、修理費はそれなりにかかるということです。 次は、前のバンパーだけ5マイル(8km/h)で衝突した場合、三菱ギャランが929ドル(約11万円)で最も安く、一番高かったのが、フォルクスワーゲンのパサートで4594ドル(約54万円)でした。 修理費の高いモデルは、衝突エネルギーを正面で受けて吸収する構造なので、まともに壊れるようですが、GMのサターンは、衝突したときに、相手の車の下へもぐり込むようになっているので、バンパー自体の損傷は少なく、1000ドル前後(約12万円)で収まるということです。 また、低速の衝突をしても安く済むのが、1971年から1983年にアメリカで販売された車。このときのアメリカの法律が、燃料タンクやヘッドライトを守るため、前からの衝突で5マイル(8km/h)、後ろからの衝突で2.5マイル(4km/h)でもダメージを受けないバンパーをつけることになっており、このころのハリウッド映画をみると、ごついバンパーをつけた車が走ってます。 ちなみに、1981年のフォード・エスコートで前後4コーナー衝突で、469ドル(約6万円)、前だけ5マイル衝突で86ドル(約1万円)でした。 1983年以降は法律がかわり、衝突速度が前後が2.5マイル(4km/h)、コーナーが1.5マイル(2.4km/h)となったため、バンパーの見た目も良くなり、軽くもなりました。 |