来年の次期アメリカ大統領候補が、やっと絞り込まれましたが、当初は誰もが、初の女性大統領のヒラリー・クリントン氏が選ばれると思っていたのに、黒人の大統領候補、オバマ氏に軍配が上がるとは、いやいや、世の中わからないものです。。。

さてヒラリー氏が予備選挙戦で、掲げていた政策の一つに、「グリーン・カラー・ワーカーの雇用創出」というのがありました。これは、環境問題に関わる仕事を創出して、雇用を増やし、景気回復につなげる、というものです。

しかし、いったいどんな仕事が、この聞こえのいい「グリーン・カラー」業となるのでしょう？

地元のテレビを見ていたら、出てきました、グリーン・カラー業が。
その一つは、「バス運転手」でした。

最近、ガソリン価格が急激に値上がりしているのと、炭酸ガス削減のため、地方の自治体がバス路線を増やし、マイカーからバス通勤へ切り替えてもらおう、というのがねらいです。そして、この「バス運転手」がグリーンカラー業で、バス路線を拡大し、運転手の雇用を拡大することが、グリーン・カラー業の創出につながる、というものです。

そうなると、バスに限らず、公共交通機関であれば、電車の運転手も、モノレールの運転手も、グリーン・カラー業となるようです。運転手の増加に伴い、車両も増えていくことでしょう。

このガソリン高騰をきっかけに、アメリカの産業構造の変化が、少し見えてきた気がします。