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アメリカ自動車コラム

<No.20_010330> 題目:コンピュータによる教育

アメリカの大学や大学院に入学するときには、TOEFLという語学試験やGREという全米共通の大学院試験などを受けなければ入学できませんが、これらはすべてコンピュータで行われています。

試験は基本的に好きなときに受けることができ、最短で月1回毎に受けなおすことができます。アメリカの大学は入学チャンスが年3回程度あるので、入りたいときに入学できるといった感があります。

しかし、このコンピュータテストはちょっと曲者で、試験によっては最初の幾つかの問題を間違うと後半は易しい問題に換えられて高得点が取れなくなったり、答えた後で間違いに気づいても元に戻れなかったり、試験問題の全体を見渡すことが出来ないため、易しい問題から先に手をつけるといった融通も利かないので、以外に厳しいのです。

自分も何回か受けたのですが、終わったあとは何かグッタリ...といった感じです。

さてこの教育、試験だけではなく、大学の講義にも導入する動きが盛んになってきたようです。

コンピュータ教育の方法としては、ゲームのようにあるレベルをクリア出来れば次へ進むという方法、インターネットのフォーラムのように学生間同士で討議やディベートなどといった方法が開発されているようですが、これからもまだまだ出てきそうです。

このコンピュータ教育、学生の進度によって進度を調整できるいう点については評価できるのですが、人間味に欠けるということがひっかかりますね。まるで人間にソフトウェアをインストールみたいで。

昨今のロボット開発進度を見ると、子供に一台教育ロボットという時代もそんなに遠くないのかも知れませんね。

 

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