コラムの夏休みも終り、１ヶ月ぶりの再開です。

休みの間、北京オリンピックがあり、テレビに釘付けの人も多かったのではないでしょうか？
アメリカでは、オリンピックが終わった先週、コロラド州で民主党大会が行われ、正式にオバマ氏が民主党の大統領候補になりました。

この民主党大会で、オバマ氏の演説がありましたが、これが力のある演説で、昔、黒人の平等権を唱えたキング牧師のような演説だった、とニュースでは評価されてました。
私も演説を見ましたが、景気の悪い米経済を、この人なら変えられるんじゃないか、という気にさせられるような内容でした。
演説の舞台は、演台と大型モニターだけの簡素な設備でしたが、今後８年間のアメリカの方向が決まって、自分の生活にも影響すると思うと、北京オリンピックの豪奢な開会式や閉会式よりも、はるかに興奮する舞台でした。

実際はここから１１月の投票までまだ２ヶ月あり、これからが正念場ですが、この２ヶ月はニュース目を離せないといった感じです。

さて、日本の福田首相が退陣するというニュースが突然はいり、アメリカでも速報ニュースで流れました。私は福田首相はわりと好感をもっていた人だったので、ちょっとびっくりしました。

日本とアメリカでは、国事情が全く違うので、首相・大統領の決め方の優劣はつけられませんが、アメリカは、人の個性が、世論を引っ張ることを良く知ってる国だなあ、と思ったオバマ氏の演説でした。