サンディエゴで、ワールド・ベースボール・クラシックが始まりましたね。やっとアメリカでも、メジャーなスポーツチャンネルで、生中継が見れるようになりました。

私も早速、日本対キューバの中継を見ましたが、試合の合間に日本の紹介があり、日本は「世界一の自動車生産者」と説明されてました。

これまで、自動車生産ナンバーワン、といえば、アメリカでしたが、それが今年からは、日本がそのナンバーワンなのです。今は、生産量も激減して、どの日系の自動車会社も苦しいですが、でも、アメリカのスポーツ番組で、「日本は世界一の自動車生産者」と紹介されるまでになったのです。
私は、もっと国を挙げて、この快挙を称え、世界をリードする勢いを見せるべきでは、と思います。

さて、世界一の自動車生産リーダーは、これから何をすればいいか？
やはり「環境問題」に対する取り組みを加速させることが一番なのでしょうか？
私がこのコラムを書き始めたころから、ハイブリッドや燃料電池、電気自動車には取り組んでいました。リーダーならば、環境問題の次を提案して欲しいと思います。

たとえば、「経済問題」。

自動車に経済問題を押し付けるな、と思う人もいるかも知れませんが、一般の人には、家の次に大きな買い物です。私は、買った人の地元にも売上をすこし還元するような仕組みを提供してはいかがでしょう？
例として、各都道府県に、必ず一つは最終組立工場をつくり、地元の人がそこから買えば、税金が優遇されるというような制度をつくるというものです。
そうすれば、雇用も増加し、地元に還元されるお金も増えるんじゃないのでしょうかね？

世界一の役割は重いものですが、それに見合う役割を、これからは果たし続けなければならないと思います。