CNNニュースで、この不景気の敗者と勝者は誰？

というコーナーがありました。それぞれ、３つの業界を取り上げてましたが、まずは敗者。

一つは、自動車メーカー。自動車が売れなくなったからですね。
二つ目は、ガソリンと石油。これも需要が急激に下がり、在庫がだぶつき、値段が下がったためです。
三つ目は、航空業界でした。これは、ビジネス需要と観光旅行需要が急減したからでしょう。

さて勝者ですが、
一つ目は、カーシェアリング。
最近はニューヨークでも良く見かけるようになりましたが、車を持たずに、駅の近くや家の近くのカーシェアリング会社から、使うときだけ、予約して車を借りるというもの。通勤は電車やバスを使っている人向きです。
二つ目は、バス会社。
これも自動車通勤をやめて、バス通勤に切り替えた人が増えたということでしょうか。車が売れない理由が見えてきますね。
そして三つ目は鉄道会社。
オバマ大統領の救済基金が、鉄道業界にも振り分けられそうで、とくに、高速鉄道サービスの分野への資金援助が話題となってました。

こうやって、勝者と敗者を見ると、車を個人で所有するということが、どんどん少なくなってきている、ということでしょうか。
アメリカも、車を所有しなくても、移動手段が割安に確保できるような、生活環境に変化してきており、この変化を、いち早く認識して、事業に取り入れた会社が、今後の勝者となりそうです。