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アメリカ自動車コラム

<No.215_090511> 題目:マンハッタンで、テスラ(TESLA)を見た!

最近アメリカで、どのニュースを見ても、グリーン・エナジー(次世代の環境対策したエネルギー)の話題でもちきりですが、先日、初めてテスラ(TESLA)の実車が、マンハッタンの公道を走っているのを見ましたよ。

このテスラ、電気自動車のスポーツカーで、一回の充電で、400km近く走れる優れものです。私が見たロードスターは、値段も1000万円以上しますが、最近では、セダンバージョンも登場し、これは、500万円くらいからと安くなってます。セダンは、45分の急速充電ができ、クルマというよりも電気製品、といった感じがしますね。

見た場所が、最近マンハッタンでもおしゃれな、ミートパッキング地区で、ちょうど、私が運転していたクルマの前を走っており、排ガスマフラーの無い後ろ姿は、次世代スポーツカーの姿はこれなんだ、と思ってしまいました。フェラーリのようにカッコいいエンジン音がないのは残念ですが、音も無く、しゅるしゅると走る車が、これからは、いいクルマと呼ばれてくるのでしょう。

さて、この電気自動車、アメリカでは、グリーン・エナジーの核として位置づけられており、ニューヨーク州では、電気自動車用の電池開発に、25億円の開発費が提供されることになりました。
これは雇用の拡大もありますが、何やら、電力会社が、電池の値段を下げて、電気自動車を購入し易くし、ガソリンの代わりに電気をもっと買って欲しい、という思惑が見え隠れしています。

アメリカの3大メーカーのうち、2社は外国の会社になってしまいそうですが、政府や電力会社と、テスラなどの電気自動車専門メーカーが組んで、新たな自動車会社が成長し、大きなアメリカの自動車会社へなる新しい流れが出来つつある感じがします。

パソコンやアイフォンと同じ電気製品ということで、電気自動車もここ2〜3年で急送に普及していくのかも知れませんね。

 

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