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アメリカ自動車コラム

<No.221_090712> 題目:垂直試飲会 バーチカル テイスティング

ワイン好きの友達に招待されて、ワインの試飲会をすることになりました。

この試飲会、今回のテーマは、「バーティカル・テイスティング」と呼ばれる、垂直試飲会で、同じワイナリーの銘柄で年代の違うものを集めて、飲み比べる、というものです。
80年代から90年代初めのバブルの時代に、日本でもちょっと流行った、という話を聞いたことがあったのですが、実際に自分が参加するのは初めてで、何かワクワクする感じで参加しました。

今回、飲み比べることになったのは、カリフォルニア・ワインの「ソノマ・バレー」産、ジンファンデルの2004年から2007年までの4種類。このジンファンデルは赤ワインです。

カリフォルニア・ワインの産地として、有名なところは「ナパ・バレー」ですが、この、「ソノマ・バレー」も古くからのワイン生産をしており、割と高級目のワインの産地としても知られています。
「ジンファンデル」というのは、ぶどうの種の名前で、この種もカリフォルニアで最も古くから生産されている品種の一つだそうです。

まずは、2004年ですが、ワインのコルクを抜いた途端、香りがフワーッと漂い、年代が古いがゆえに、熟成されたワインという印象を受けました。飲んでみると、フルボディの辛口ですが、渋さを感じない、すっきりした仕上がりになってました。個人的には、ラム肉が好きなので、このワインはラム肉に良く合うと思いました。

次に2005年。一年しか違わないのに、こんなに違うのか、と思うくらい、香りはそれほど感じられませんでした。しかし、味のバランスは2004年並みに良く、やや新鮮な感じられるものの、しっかりしたワインという感じを受けました。

2006年ものは、最初は、香りは感じられず、シンプルな新鮮な味、という印象を受けましたが、ちょっと飲みなれてくると、2005年のものよりも味が重く、深い味、という評価に変わってきました。これは、あと2,3年寝かせると、ちょっと気になった酸味も丸くなって、2004年並みに美味しくなるのかな、というワインでした。

最後の2007年のワインは、まだ若いせいか、酸味もやや感じられ、フレッシュ感あるワインでした。若いとはいえ、バランスは取れており、お肉やチーズにも良く合いました。

このように、年代別に飲み比べて、他の人の意見も交換しながら、飲むワインは、楽しかったり、また勉強になったりもしました。

自動車も、こんな感じで、ちょっと食事をしながらでも、乗り比べて、意見を交換できるような、気軽な会があればなあ、なんて思ってしまいます。まあ、クルマは単価が高いから、そんな簡単ではないかぁ。

 

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