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アメリカ自動車コラム
<No.225_090920> 題目:ドイツ高速道路事情 (2) ハノーバー、ベルリン、ドレスデン
ハノーバーからベルリンへは、アウトバーンの2号線を使って行きましたが、行きは車が多かったせいか、速度無制限の区間は数えるほどしかありませんでした。これも、設置されている、情報掲示板で、車の流れなどの状態で、速度制限と無制限がコントロールされているので、今回は、車が混んでいたので、速度制限区間が長くなってしまった、ということでしょう。 今回ドイツを走って、良く見かけたのが、風力発電の風車でした。特に北ドイツは高い山もなく、平地が多いので、次世代クリーン・エネルギーとして、力を入れているということです。ドイツでの、風力発電が全体の電力に占める割合は、6%で、現在も増え続けている、ということです。アメリカでは、風車の音がうるさくて、夜は眠れない、という苦情があるようなので、どこにでも風車が立てられるものではないようですが、ドイツは騒音問題をどう解決しているのかね。 さて、ベルリン市内に到着し、まずは、最近出来た、ドイツ中央駅まで行き、地下駐車場に車を入れました。 この辺からブランデンブルグ門までは、約20年くらい前までは、旧西ドイツと東ドイツの境だったあたりで、当時はベルリンの壁があって、殺伐とした感じのところでした。私が初めてベルリンを訪れたのが、1990年の春で、やっと壁が壊さされ始め、東西ドイツ統一が始まった頃でした。 今では、再開発も進み、綺麗な公園や、国会議事堂、市内の川をめぐるボートツアーもあり、観光地化され、20年でドイツは東西統一を成し遂げたんだ、という印象を受けました。今回、ドイツ人に、「1990年にベルリンへきた時、ベルリンの壁を自分の手で壊したよ」と言ったら、「ありがとう」と言われました。 思わぬ感謝の言葉に、あの時期にドイツは東西統一を始めて、20年苦労はしたけど、成果はあったんだ、と思いました。 日本の政権交代のニュースがあったときだったので、日本もドイツの東西統一くらいの変革パワーがあるのか、同じ敗戦国のドイツの、この20年を振り返って参考にするのも悪くないのではないでしょうか。
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