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アメリカ自動車コラム

<No.226_091011> 題目:ドイツ高速道路事情 (3) ドレスデン編

ベルリンからハノーバーへ戻り、数日ハノーバー近辺に滞在した後、ドレスデンへ向けて出発しました。

ドレスデンは、これまで走ったアウトバーン2号線から、途中マグデブルグという街で、14号線に入り、南東へ下ります。ここからは、旧東ドイツだった街を走り抜けていきます。田園風景が続き、ここでも風力発電のプロペラが多数見られます。

片側2車線ですが、ここも速度無制限区間があります。最初はトラックの列を抜こうと思い、ディーゼル・ベンツで追い越し車線を加速してると、すぐ後ろに追いつかれて、パッシングされたりしました。

走行車線に戻ろうにも、スピードが時速140キロ以上出ているため、長いトラックや、車の列があったりすると、日頃のタイミングと違って、うまく走行車線に戻れなかったりします。何回か追い越しをしていると、だんだんタイミングがわかってきて、スムーズにできるようになりました。コツは、追い越し車線から、走行車線へ戻る時は、早めにウィンカーを出すことです。ウィンカーを出すと、走行車線の車は無理な加速をしなくなるので、走行車線に戻りやすくなります。

ドイツでは、ウィンカーの出すタイミングなど、運転技術の一つ一つが重要で、クルマの性能と運転技術が、安全運転にどれだけ重要かが、再認識できたと思います。

さて、アウトバーン14号線で、ライプチヒを抜け、4号線と合流してまもなく、ドレスデンに到着します。ドレスデンもハノーバーと同様に、第二次大戦では、大空襲に遭い、街の殆どが破壊されました。その後、旧東ドイツ時代は、歴史的な教会は破壊されたままでしたが、東西ドイツが合併してから、教会も復元されて、第二次世界大戦前の繁栄を取り戻しつつある感じを受けました。ドイツ政府も旧西側よりも、旧東側のほうに、多く国家予算を投入していると、地元のドイツ人は言ってました。

そんな成果が、ベルリンやドレスデンの町並み復興に出てきているのでしょう。

 

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