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アメリカ自動車コラム

<No.233_100109> 題目:失われた車とこれからの車

新年あけおめです。アメリカ東海岸はとっても寒く、先週は新年早々、ニューヨークからワシントンDC、そしてアトランタへと行ってきましたが、アトランタでは、日本の福岡と同じくらい緯度なのに、珍しく雪が降ってました。地球温暖化説はやっぱり嘘なのかと思うくらいでしたね。

今回は、去年失われた車と、今年出てくるこれからの車、について。

去年失われた車、といってもピンとこないかも知れませんが、アメリカでは、環境車優遇補助金をもらうために、この補助金と交換で、古い車はスクラップにしなければならず、それで消えてしまった名車が結構あるのです。

まずはシボレー・コルベット。84から95年モデルが、123台もスクラップにされました。
メルセデスベンツ500SL、560SL(コンパーチブル)は合わせて76台、ポルシェは11台、珍しいところでは、初代フォード・トーラスSHOが、2台消えてしまいました。
このトーラスSHOは、ヤマハと共同開発したV6スポーツエンジンが搭載されており、隠れた名車でした。

日本でも、環境車買い替えで、往年の名車が消えていったのかと思うと、ちょっと寂しい気がします。

次は、これからの車。デトロイトでモーターショーが1月11日から開かれますが、電気自動車や環境カーが並ぶ中、スマートフォンならぬ、「スマート・カー」が注目を集めています。

これは、先に開かれている、ラスベガスの家電見本市CESでも出てきてますが、車からインターネットに接続して色々楽しむ機能がついた車のこと。
これまでなら、なんだ、ただ車にコンピュータを搭載しただけか、と思うところですが、GMやフォードと日本メーカーとの違うところは、アイフォンみたいに、使い勝手やデザインで勝負しようとしているところでしょうか。

電気自動車とアイフォンを合体させたような車が本当に出てきたら、日本メーカー勢は脅威でしょうね。

往年の名車と、最新鋭の自動車、どちらも手元に置きたいと思う新年でした。
では本年もどうぞよろしくお願いします。

 

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