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アメリカ自動車コラム

<No.238_100307> 題目:オリンピックのメダルは、教育の高さと比例する?

バンクーバー・オリンピックが終わって、冬のスポーツ好きの私にとって、ちょっと寂しい感じがしますが、心残りが、やはり日本のメダルの数。
先進国にしては、ちょっと数が少ないと思いませんか?

そこで、友人と、何故、アメリカはスポーツ選手の層も厚く、メダルの数も圧倒的に多いのか、ということについて議論しました。

一つの例が、女子スケート。
フィギアスケートのレイチェル・フラットさんですが、高校生で、オリンピック7位と健闘していながら、アメリカでもトップのスタンフォード大学に合格したとのこと。文武両道といったところでしょうか。
他にも、大学バスケット・ボールなどの、スポーツは、一般的に人気で、有名・優秀大学の学生は勉強しながら、大学が力を入れているスポーツもがんばっているのです。

なので、勉強をしながら、アマチュア・スポーツに励むことは、特別なことではない、ということです。そうして、優秀な大学を卒業して、社会へ出ると、スポーツをやめる人も多いですが、その中で何人かは、スポーツを続けて、最後にはスポーツの指導者になる人もいるでしょう。

私の友人は、高い教育も持った人が、スポーツの指導者層に多いことが、オリンピックのメダル獲得の秘訣と言ってます。

選手の素質のありますが、そればかりではなく、高い教育を持った指導者が、選手の育成に当たらないと、選手は伸びず、選手層も薄くなる、ということです。

いくらスポーツをお金で伸ばそうとしても、その時限りになり、継続的な強さを持たせて、選手層を厚くするならば、教育自体も変えなければ、その国のスポーツは強くならない、と友人は指摘します。

今や、日本には、素晴らしいスポーツ施設が数多く出来ました。スポーツ界だけではなく、どんな子供でも、スポーツもしながら、勉強もできるような環境作りを目指した、教育界の協力も、必要な時期に来ているのではないでしょうか。

 

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