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アメリカ自動車コラム

<No.27_010504> 題目:アメリカの大学入試と奨学金

今回はアメリカの大学の入学について紹介したいと思います。

近年では留学生も随分と増え、読者の方の中にもお子さんを留学に出されている方、
または留学生本人という方も多いと思います。

アメリカの大学は一般的に3学期制で、これからですと夏の学期が6月〜8月、秋の学期が9月〜12月、春の学期が1月〜5月となってます。夏休みが欲しい人は夏の学期を取らずに休むのですが、逆に夏学期は成績を甘くつけてくれるというので目いっぱい受講する人もいます。

そしてアメリカには日本の国立大学に相当するものはなく、大半は州立と市立、私立に別れます。

入学試験ですが、現在ほとんど大学はCBTまたはCATと呼ばれるコンピュータ試験を採用しています。

試験はコンピュータ試験センターへ行けば基本的にいつでも受けることができます。1度受けると、次回の試験までは最低1ヶ月待たなければいけません。必要スコアをクリアすれば、その次の学期から入学することができるので、日本と比べると試験のチャンスは多いです。しかし1回のテストが3〜4時間かかり、試験中はパソコンのモニターを凝視しなければならないので、試験が終わると結構ぐったりしてしまいます。

さて留学生活の大きな問題の一つに授業料の高さがあります。州立のウィスコンシン大学の場合、留学生と州外の学生の授業料は、州内の住民票を持つ学生に比べて倍以上払うことになります。そして留学生の授業料は、受講する単位数にも依るのですが平均的に1学期80〜100万円、1学位を取得するのに300〜400万円程度かかるようです。

しかし奨学金制度が日本よりは充実しているので、上手く奨学金を受けることができれば、逆に月給をもらいながら卒業することもできます。自分もこの奨学金を受けることができそうなので、なんとか卒業まで資金が持ちそうです。

特に工学系の学生に対しては奨学金を得るチャンスは多いようです。しかしその分、研究という名のスポンサー企業の仕事をしなければいけないので、授業と両方こなすのは結構大変です。スポンサー企業からすると安い賃金で優秀な学生を使うことができるメリットはあるのですが、当然、学生の卒業は延びてしまいます。

留学生活の選択肢はいろいろあります。費用を安く上げるも、学位を早く取得するも自分次第といったところでしょうか?

 

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