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アメリカ自動車コラム
<No.47_011228> 題目:運転免許証にローマ字を
昨年の9月11日のテロ事件以来、アメリカでは飛行機に乗るまでのチェックが一段と厳しくなったのは、みなさんご存知と思います。私も冬休みの間、アメリカ国内を飛行機とバスで旅行したのですが、テロ直後ほどの厳しさはなくなったものの、まだまだチェックは厳しいものとなってます。 さてこのチェックで大活躍しているのが運転免許証なのです。 まずは飛行機の予約。アメリカではインターネット上で格安航空券のEチケットを買うことができます。クレジットカード番号の入力のみで航空券を購入することができ、あとは旅行当日空港のカウンターへ行き、身分証明書(ID)を見せればチケットを発行してくれます。最初は航空券が郵送されてこないので、ちゃんと予約されているか心配になるものですが、慣れてくると非常に便利で簡便なシステムであるとがわかります。 さてこのID、アメリカでは、政府機関発行の運転免許証か、運転免許証とフォーマットが同じ身分証明書(免許証を発行してくれるところで申請すれば発行してもらうことができる。)になるのですが、アメリカの運転免許証がない日本人はパスポートを見せなければなりません。。。 現在では、飛行機に搭乗する場合、このIDを少なくても3回見せることになります。 まず1回目は搭乗券をもらうカウンターで、次にセキュリティーチェックのゲートで、最後は飛行機へ乗る直前に搭乗券と一緒に見せることになります。 搭乗券を発券するときは、「自分の手荷物は自分自身で詰めましたか?」など2〜3項目の質問にイエス・ノーで答え、ちょっとした小銭でセキュリティーゲートで引っかかると、靴から上着、手荷物に至るすべてチェックされ、さらに最後の飛行機搭乗時には、ランダムに手荷物検査が行われます。このように搭乗まで時間がかかることもしばしば。飛行機出発の2時間前に空港に到着することをお勧めします。 このように、飛行機搭乗を含めたチェックで重要なものの一つがIDなのです。レンタカーはもちろん、お酒を買うときやバーでもIDの提示を求められるときがあります。またアメリカの運転免許証は偽造防止対策もなされており、免許証にはクレジットカードにもあるホログラムが埋め込まれています。 アメリカではIDで認証を取る機会が多いことから、IDをいつも持ち歩くこととなります。 しかし以外とパスポートはかさばるし、紛失すると一大事となるので、日本の運転免許証が簡易IDとなれば随分と楽になると思いませんか? 運転免許証の名前と戸籍(国籍)、免許番号、有効期限をローマ字(英語)併記するだけで、簡易IDとして世界に通用するのです。そして国際免許証をわざわざ発行しなくてもいいのです。 このようにアメリカでは、運転免許証がテロ対策において重要な役割を担っており、今後日本でも、さらにIDチェックや、個人の認証が必要となる機会が増えると予想されます。 日本の運転免許証を、最低でもローマ字表記、できれば偽造防止用にホログラム等を埋め込んで、IDとしての実用性が高いものにして欲しいと思うのですが。。。 |