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アメリカ自動車コラム

<No.6_010224> 題目: マディソンのバスと福祉

こんにちは。

マディソンに移って半年が経ちました。
夏は暑いし、冬は寒くて雪が降るといった厳しい気候にもかかわらず、
なぜか今まで住んだことがある日本のどの都市よりも、マディソンは住み心地が良く感じてしまいます。

その一つは公共交通機関が充実していることでしょう。

今回はそのバスについて紹介したいと思います。

マディソン市内のバスは1.5ドル払えば何処へいってもOKで、しかも一回だけ乗り継ぎができます。
その乗り継ぎターミナルは市内に3個所あり、接続もスムーズです。
お年寄りはもちろん、身体障害者、大学生も無料というサービス!
でもその分、税金へ跳ね返っているのでしょうが...。

少々驚きなのが、マディソン市内のバスは自転車や車椅子も乗れるという点。
車椅子で乗り込む場合、まず運転手がバスの車高(正確には地上高)を下げます。
次にバス入口のリフトが下がって来て段差がなくなるので、
車椅子が人の手を借りずに乗り込めるという仕組みになってます。

車両にお金がかかっているなぁと思いつつ、日本の老人社会が目の前まできているのだから、
福祉車両をもっと充実させてほしいと願うのですが...

自転車の積み込みは、バスの前面(外側)に自転車カートが2台ついており、
自分の責任のもとに積み込みます。
でも自転車の固定はいたって簡単。自分は自転車で遠出して疲れたときや、
買い物の荷物が多いときなど、復路にバスを利用してます。
サイクリングも、帰りはバスが使えるとなる遠出したくなるものですよね。

マディソンには空港があり、エアラインもまずますの揃いですが、
長距離バスも充実してます。
シカゴ市内とシカゴ・オヘア国際空港、ミルウォーキーやミネアポリスまでは
直行便があります。

料金も飛行機に比べ安いので、学生など多用しているようです。
シカゴまでの高速バスは片道3時間程度で往復30ドル(学割)。
ちょっとお尻が痛くなりますが、その安さが魅力。

でも友達の女子学生は、昨年末、飛行機のチケットが取れなくて、
サンフランシスコからマディソンまで1日がかりでバスで帰って来たとのこと。
本人は至って楽しんだようですが...
みなさんもアメリカのバス旅、トライしてみては?

 

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