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アメリカ自動車コラム

<No.61_020520> 題目:卒業式

わがウィスコンシン大学の今年の一月から始まった春学期が、先週末でようやくファイナルを迎え、宿題、レポート提出、プレゼンテーションなどに追われ、最後は気力・体力を振り絞って、何とかゴール?しました。

みなさんがゴールデンウィークでお休みの間ももちろん、レポート作成に追われて走らされてました。とほほ。

お陰様で何とか、出された課題を終わらせることができましたが、成績は。。。2週間後のお楽しみといったところですかね。

あまけに昨日は卒業式あったのです。。。

そう、もちろん私の卒業式。

私も今年の夏で大学を卒業することになったのです。

まだ卒業論文の単位が残っているのですが、取りあえず8月で卒業見込みとなったので、今回の卒業式へ出席となりました。

さて、今回はアメリカの大学の卒業式についてご紹介したいと思います。

ウィスコンシン大学は、学生総数が約4万人ということから、その卒業生数も数千人規模となります。
そのため、卒業式は「コールセンター」と呼ばれる、バスケットボールなどの試合を行う屋内競技場(5万人は収容できる規模)で催されます。

ウィスコンシン大学には入学式というものがないため、その分、卒業式は盛大に行われます。

こちらの特徴として、卒業式には学生の父母はもちろん、兄弟姉妹、祖父母などなど、学生一人に対して4〜5人の
付き添いが来るのです。ですから、卒業式会場も卒業生の3倍以上の観客が入るのです。

アメリカの大学は卒業するまで、これでもかというほど勉強させられるので、苦労も多く、家族の方々の喜びもひとしお、といったところでしょうか。

5万人収容の競技場でも、この人数なので、卒業式も3日間にわたって開かれることになります。

私の学部であるエンジニアリング(工学部)は、ビジネススクール(経済学部)と一緒に開かれました。

服装は、よくアメリカ映画で出てくる黒いガウンに四角帽子で、修士と博士はそれに「たすき」みたいなものを首から掛けます。

この「たすき」の色が学部によって違うので、学部と学位をこれで見分けることができます。
たとえば、エンジニアリングは黄色で、ビジネススクールは青色、ヒューマニティ(人文学)は白色といった具合です。

式の始めはもちろん国歌斉唱。起立をし、帽子を脱いで右手を胸にあてて歌います。国歌斉唱の仕方もアメリカへ来て
知ることができたことの一つです。

その後、名前が呼ばれて壇上で卒業証書目録をもらい、2時間ほどで終了しました。

まだ卒業論文の単位が残っているので、手放しで喜ぶには早いですが、アメリカへ来てもうすぐ2年。
人生の一区切りといった感じですかね。

さて学生生活も残り3ヶ月。

卒業論文を書き上げられるのか?
卒業したあとは激動の自動車業界で生き残れるのか?

まだまだ不安は多々ありますが、その辺のことはまた次回に。

 

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