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アメリカ自動車コラム

<No.65_020611> 題目:バイオダイナミクスの続き

日本はもう蒸し暑いようですが、マディソンはやっと、寒い冬と春が終り、初夏が訪れたところです。

マディソンの夏は、梅雨の無い北海道とよく似た気候で、夏の間、日差しは強いですが、湿度はそれほど高くないので、クーラーなしでも十分しのぐことができます。

これからは、バーベキュー、独立記念日の花火大会、州議事堂で開かれる無料のガーデン・コンサートなどなど、夏のイベントが目白押しとなります。

さて初夏といえば、種植えの季節ですよね。(ちょっと強引?)

ルームメイトのマイクは今年も野菜作りに熱中しており、スイカ、かぼちゃ、トマト、インディアン・コーンに挑戦するようで、種を発芽させたり、株分けしたりと忙しい様子です。しかも市から借りている共同農園の責任者もしているようで、土地の区分けや、植物への水巻き用の水道管理、農薬問題など問題は絶えないようです。

借りている人はロシア人、ベトナム人、タイ人など、スーパーには売ってない自国の野菜を育てたい人が多いようなので、彼らから訛りのある英語で、苦情の電話がかかってきたりもします。(ロシア訛りの英語は映画「アルマゲドン」のロシア宇宙飛行士の会話を参考にしてください)

そして私も、ちょっぴり影響され、今年はアパートのベランダで、日本の「次郎丸ほうれん草」と「さやえんどう」の無農薬で育てることに。日に日に育っていく植物を見るのはとても楽しいですよね。マイクは農学部なので、これからいろいろと教えてもらうことが出来そうです。

ちょっと前の話になりますが、無農薬農法の他に「バイオ・ダイナミクス」という手法をご紹介しましたところ、詳しいことを読者の方から教えて頂きました。(Sさん、Mさん、ありがとうございます。)

「バイオ・ダイナミクス」というのは、有機農法を実践するワイン農家のニコラ・ジョリィ氏が提唱された栽培方法のことだそうで、基本的には、生きた土を作り出し、その土を基本とした生物環境を整えていくことのようです。

たとえば、月の満ち欠きを考えてし、生育をベストに持っていったり、適期(旬)に野菜を作ったり。。。などなど、野菜の個性や、生育条件を自分で見つけて育てていくことに面白みがあるようです。今年は「バイオ・ダイナミクス」まで手は出ませんが、無農薬→有機農法→バイオダイナミクスの順に挑戦していきたいと思ってます。

私はエンジニアなので、月の満ち欠けや、野菜の適性などとは無縁の仕事をしているため、こんな自然なことが新鮮に感じてしまいます。

 

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