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アメリカ自動車コラム

<No.7_010224> 題目:アメリカでの車購入方法

こんにちは。

アメリカの運転免許も取得し、最近では自転車での買い物も面倒になってきたので車の購入を決意。


会社からの海外出張や駐在であれば、会社の人事部や労務課が手配してくれるのでしょうが、
学生の身分では、価格交渉まで自分でしなければならないので、ちょっと面倒ですよね。
さて今回はアメリカでの中古車と新車の購入方法をご紹介したいと思います。

ここでマディソンあたりの流行をチェック。
アメリカでも流行はミニバンやオフロードといったSUVや、故障が少ない日本車が人気で、
それらは値段もやや高め。

さて人気車種はというと...

免許取り立ての高校生は安くて古いアメ車、
(テレビドラマなどの逃走シーンで最後に爆発するようなタイプ)

学生はボロボロのコンパクトカー、

自営や農家やハンターなどの積荷の多い人はピックアップ・トラック、

知識人層にはクリーンで故障が少ないホンダ車が人気といったところでしょうか。

最近では「プリウス」や「インサイト」といったハイブリッドカーも良く見かけるようになりました。

さて自分はというと...
せっかくアメリカにいるのだから中古のジープでもと思っているのですが、
マディソンは冬に雪が降るので、故障の少ない日本車にも惹かれてしまいます。
吹雪の郊外の雪道で故障したら命にかかわりますからねぇ〜

では中古車の見つけ方を大雑把にチェックすると、

1)新聞広告(ディーラーだけではなく、個人広告も充実している)
2)大学やスーパーの掲示板
3)ディーラー
4)インターネットとその掲示板

となってます。自動車の登録手続きも日本と比べてはるかに簡単で安いので、
学生間では個人売買が主流となってます。

中古車の値段も「ブルーブック」という本に、標準中古車価格が細かく載っているので
それを参照しながら、比較することができます。

価格帯も大学の掲示板だと1000ドル以下のもありますが、主流は2000〜5000ドル程度
といったところ。アメリカには車検制度がないので、買うときはじっくり実物を見て
乗ってみて判断する必要があります。

 

次は新車の購入方法について紹介したいと思います。

最近アメリカも不況になって新車が売れなくなってきたせいか、
テレビCMや広告を見ると、各メーカーの新車値引き合戦が激しく行われています。

新車購入の場合には、まずディーラーへ行って交渉します。
購入希望の車種と色を担当者に告げると、その場で試乗させてくれます。

そうなのです。ディーラーの建物の裏には広大な駐車場があり、
まるでスーパーのように数多くの新車が並べられているのです。

希望車種が見つかると仮ナンバーを一枚、磁石でぺたっと後ろに付け公道へ出発。
一般道、高速道路で車の運転感覚、乗り心地を確認し、
走行中に担当者からオプション(カーエアコンやカーステレオなど)を付けた感じの説明を受けます。

ここでちょっと驚いたのが、安い車種にはオプションでもパワーウインドウの設定がないことです。
アメリカの場合、車検もなく中古車もボロボロになるまで乗ることが多いため、
逆に故障して窓が空かないというトラブルを防ぐことができるので良いのかも。

そして15分程度の試乗ドライブは終了し、
もしその場で購入を決めてしまえば、その"試乗した車"そのものを引き渡してくれます。

引渡しも書類上問題がなければその翌日には可能とのこと。
新車購入の手続きが簡素化されてコスト削減にはなると思うのですが、
ディーラーは大量の在庫を抱えているので、売れなかったらどうするのか、
こちらが心配になります。

さて支払いですが、支払い方法で以外に充実しているのがリース制度。
安い車種ならば2年リースで月300〜400ドルの支払いで車を受け取ることができます。

リースのレートが新車のほうは良く、同程度の価格の中古車をリースするより安く上がります。
メーカーが新車を売りたいことと、中古車需要が多いので、
新車のほうが高く売れるからでしょう。


2〜3年程度のアメリカ滞在であれば、故障の心配もなく売る手間も省けるので、
リースで新車を購入したほうが便利なのかも知れませんね。

 

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