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アメリカ自動車コラム

<No.70_020707> 題目:アメリカでの最近の車広告

先日、マディソン市内の映画館へスターウォーズの新作を見に行ったときのこと。

予告が始まる前にCMが入るのですが、ビートが聞いた都会派サウンドで始まったアニメーション。何の広告かと思いきや、トヨタの新型スポーツワゴンのCM。(マトリックスという車。日本名は不明)

途中でアニメーションから実写に変わるシーンでやっと何のCMかわかるのですが、CM全編にサウンドが流れているだけで、商品名のナレーションはなし。以前、三菱自動車のCMもかっこいいサウンドを流して、商品のナレーションなしCMの評判が良かったようなので、これも流行りか。。。と思ってしまいました。

また、トムクルーズ主演のハリウッド映画「マイノリティ・リポート」では、近未来のトヨタ・レクサスが堂々と映っており、映画の出入り口に、映画と同じ近未来車の模型(レクサス)も展示してあり、北米の宣伝にトヨタが力を入れていることがよくわかります。

とはいうものの、北米ビックスリーも負けてはいません。

たとえば、ジープ(ダイムラー・クライスラー)は、7月4日の独立記念日の特番では、花火が上がっている最中に「Jeep」のテロップを入れ、さもアメリカ国民は国内メーカーの買いましょう!と言わんばかりの勢いでCMを流したり、値引きのテロップを入れての買い得感を強調したりしています。

またCMで、どこの会社も似たようなのが、SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)。

まずロケ地がグランドキャニオンか、モニュメントバレーなどの深い谷のある荒野で、内容もそこを荒々しく乗りこなせるよ、といったもの。例えばジープのCMでは、他のSUVが穴に落ちて動けないところを、ジープだけが家族を乗せて颯爽と走っていく。。。まあ、家族も守れる強い味方といったコンセプトなのでしょうか?

とはいえ、最近のアメリカでは、番組内で広告を流すことが、やや過剰すぎるといった批判も高まって来ましたが、消費大国、売ってなんぼの国アメリカ、そんな批判には耳も貸さず、まだまだ広告戦争はエスカレートするでしょう。。。

 

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