今年の私の一年を振り返ると、変化のある一年だった（とはいっても、ここ数年は落ち着いていない）と思います。

やはり一番は大学を8月末に卒業して再就職したことでしょうか。最近は仕事もやっと軌道に乗ってきましたが、最初の一ヶ月はほんとに大変でした。

私の場合、英語から仕事の内容を把握するので、よく勘違いをしてました。

アメリカ人と仕事をするというのもコツがいるもので、学生時代にこのコツ、たとえば、仕事を頼むときは必ずもっともらしい理由を説明するなど、技術的なところよりも、人間対人間というコミュニケーションに時間を割いている気がします。

現在は収入もあるので安定した生活を送ってますが、今年前半の学生時代は少ない奨学金や貯金の中からやりくりするなど、これもまた大変でした。

しかしながら、学生時代は、友人や同級生、ルームメイトなど、新たな人間関係を作ることが出来、またお互いがそういう生活を送っていたので苦にはならず、簡素な生活の中にも豊かさがありました。

パソコンでたとえると、自分の中の基本OSをアップデートした感じです。

アメリカも日本も不景気ですが、アメリカのほうが、何とかなるさ、ネバー・ギブアップといった雰囲気が強い気がします。

私はこの次の10年、高度な技術開発も必要ですが、日本人の中の基本OSをアップデートすることがもっと大事なような気がしてます。

バブル時代に忘れ去られた、簡素な生活の中の豊かさを今こそ思い出す時ではないのでしょうか。