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アメリカ自動車コラム

<No.90_030217> 題目: イラク反戦運動

今年のニューヨークはとても寒く、6年ぶりの大雪とのこと。ハドソン川も半分以上凍りついた日もありました。

おかげで近郊のスキー場の雪の状態はとてもよく、私も同僚とスノーボードを楽しませてもらいましたが。。。NYに来るときは厚めのジャケットと溝付きの防寒靴を忘れずに。

さて、最近の話題といえば、イラク戦争。

先週末は細菌化学兵器でNYCが攻撃される、という噂もありましたが、特に問題なく過ごしてます。

しかしながら、警備の警察の数は尋常ではなく、15日の土曜日のNYCはイラク反戦運動行進があったせいか、地下鉄の駅はもちろん、街角、道路のパトカーなど、驚く量の警官が配備されており、私は、日本のオウム・サリン事件後の東京を思い起こしたほどでした。

まあ、アメリカの場合、自分から戦争をふっかけているので、自業自得といったところもありますが。

さてこのイラク反戦運動、どんな人が参加していたか、というと、普通の市民はもちろん、10代の若者、70年代を思い起こすヒッピー風の格好をした人も目に付きました。

参加してる人は"戦争反対"、"戦争はいらない、教育を"、"Women in Black"とか、いったプレートを持って、一日中歩いてました。

そんなところから見ると、教育(医療も)や税金の使い道関係の反対運動団体、マイノリティー関係の公民権の運動団体とかが多いようで、イラク人、世界平和を思いやってというより、政府の方針に反対という人が参加してる、といった印象を受けました。

この15日の反戦運動、参加人数もここ数年で最大数と聞きました。世界中で100万人以上が参加したと聞きます。世界の流れは、米国政府主導の体制から離れ、西欧、特にフランス・ドイツは近隣諸国とてを結び緩やかに独自の方向を取りつつあります。

さて、日本。

朝鮮半島や中国との関係を見ると、世界の流れとは逆方向に向かってるようにも見えるのですが、みなさんはどう思いますか?

このイラク戦争、これが世界の一つの分岐点に見えるのは私だけでしょうか?

 

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