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アメリカ自動車コラム
<No.91_030225> 題目: クルマのフレーム強度
クルマの枠となるフレームですが、どれくらいの強度が必要なのでしょうか? 車が衝突しても、運転席や客席の人命が守られることはもちろんのこと、燃料タンクが爆発するような壊れ方をしないこと、走行中にエンジンやラジエターなどの機器が落ちないこと、10年乗っても車が変形するようなことがないこと。。。などなど、色々厳しい条件が出てきます。 しかしながら、市販車のカタログを見ると、燃費や馬力については詳しく書かれていても、この"箱"の強度については、「経済産業省のテストに合格した」程度のことしか書かれていませんよね。 自分で車を作るなれば、箱の強度は自分で決められます。 たとえば、街中の買い物に使うのであれば、そんなに強度は必要なく、薄くて軽いフレームにすれば燃費も良くなります。休みの時のキャンプやレジャー用品の運搬であれば、やや重くても厚く頑丈なフレームが必要になります。また、高速道路を使った遠出に車を使う機会が多い方は、軽くて強くて、弾性があるフレームが良いでしょう。 衝突したときに運転者と乗員を守るための対策も必要です。エンジンを使って衝突時の衝撃を吸収したり、衝突吸収ポストや補強フレームを取り付けたりして、衝突衝撃を緩和する必要があります。 燃費や馬力、CO2排出も大事ですが、フレームの強度も忘れてはならない車の性能の一つなのです。 |