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アメリカ自動車コラム

<No.93_030309> 題目:内燃式エンジン

車には必要な時にエネルギーを作るユニットが必要不可欠であることを前に書きましたが、現在一番活躍しているのが、内燃式のエンジンでしょう。

最近は燃費もリッター20kmは珍しくなくなり、排出ガスも東京の大気よりきれい?というレベルにまで来ています。

これらの技術は燃焼方式と触媒技術の向上によりもたらされてます。つまりは電子制御で、燃料噴射時期や吸排気バルブをきめ細かく制御し、それでも燃焼時に出てしまった有害物質を触媒で取り去る、ということです。

単に電子制御と書きましたが燃料の噴射タイミングは1000分の1秒での精度が要求されるため、高い技術が要求されます。これらを坂道などの低速回転や、ハイウェイでの高速回転で機能させなければならないので、出来た内燃エンジンは一種の芸術品という感じがしますが、いかがでしょうか?

さて、これを自分で作るとなると、とても大変です。

中古のエンジンを買って改造して、自分の好みにチューンするだけでも1年はかかってしまうでしょう。

(改造する程度にもよりますが。)簡単にできることは、燃料の噴射時期と吸排気バルブを制御するROMを変えるくらいでしょうか。燃料を噴射するインジェクターやエンジン形状を変えるといった機械的な改造はお金もかかるし時間もかかります。でもそこが一番面白い改造なんですけどね。

ちなみに、改造した車は政府機関の承認がないと公道では走れませんので、ご注意を。

 

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